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アメリカでのリンダ追悼礼拝、「ニューヨークに感謝」とポール


6月22日、リンダ・マッカートニーのための追悼礼拝がロンドン(6月8日)に続いてニューヨークのマンハッタンにあるリバーサイド教会で行なわれた。ポールと4人の子どもたちも出席、アメリカにいるリンダの親戚や親しい友人など、招待された400人が参列した。

周辺には朝からファンが訪れはじめ、アメリカ各地から300〜400人が集まった。"Forever in Our Hearts"、"Go veggie for Linda"などのプラカードを掲げる人もあり、礼拝が始まると外にいるファンもキャンドルをともした。

午後8時30分、ロンドンのときと同じく、「夢の旅人」のバグパイプ独奏で礼拝は始まった。やはりポールの曲や聖歌が演奏され、ローマー・マー・カルテットとハーレム少年合唱団が参加した。ロンドンで演奏されていない曲には「サムデイズ」がある。

弔辞を読んだのは、リンダの兄ジョン・イーストマンと姉妹のローラル・マルコムとルイーズ・ウィード、クリッシー・ハインド(プリテンダーズ、ベジタリアンや動物保護の運動を通じた友人)、ニール・ヤング(リンダはバッファロー・スプリングフィールド時代の彼を撮影)、ツイギー(1960年代にモデルとして活躍、ポールにメリー・ホプキンを推薦し、リンダはツイギーを撮影するなど親しい友人だった)。ほかに、ポール・サイモン(リンダはかつてサイモン&ガーファンクルを撮影)、ラルフ・ローレン、マイク・ニコルズ(映画監督)とダイアン・ソイヤー(ニュース・キャスター)夫妻、ビリー・ボールドウィン(俳優)などが参列。そしてポールはリンダの愛馬を1頭(アパルーサ種)招き入れた。

礼拝において、ポールは次のようなことを語った。

「私たちはみなとても悲しい思いをしています。でも、リンダはきっと悲しむのではなく、いいことを思い出してほしいと望んでいるはずです。(悲しみも大きいが)よかったこともたくさんあるのだから」

「私たちには4人のすばらしい子どもがいます、子どもたちのなかでリンダは生き続けます。今夜は子どもたちを通じてここにいます。私はリンダに選ばれたことをほんとうに幸運だったと思っています。ニューヨークに感謝したい。リンダはここで生まれ育ったほんもののニューヨーカーでした。そしてこんなに多くの人たちにとってすばらしい友人だったのです」

約2時間の礼拝が終わると、ポールは白い花束を手に教会をあとにした。声をかけるファンにポールは、キスを投げたりピース・サインでこたえていた。


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