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ポール、チベット独立運動を支援


中国からの独立をはかるため1959年に起こったチベット動乱から40年目を迎え、インドとロンドンでその記念行事が行なわれ、ポールもパリからロンドンに戻ったその日に参加した。
ロンドンのウェストミンスター・セントラル・ホールでは3月10日に、アニー・レノックスを中心としてチベットの独立を支援する集会「フリーダム・フォー・チベット」が行なわれ、ポールは「ブラックバード」の詞を朗読した。一方、インドではダライ・ラマによる演説が行なわれ、俳優のリチャード・ギアやゴールディ・ホーンらが参加した。
ポールはまた、チベットの独立運動にからんで、ひとりのミュージシャンの無罪を主張し釈放を求める嘆願書(やはりレノックスが呼びかけたもの)に署名している。このミュージシャンは1996年にスパイ容疑で逮捕され懲役18年に処せられている。嘆願書にはほかにデビッド・ボウイ、ロビー・ウィリアムズ、キャスト、レディオ・ヘッド、クラブDJのダニー・ランプリング、ラジオのパーソナリティのアンディ・カーシューなど、多数のミュージシャンの署名が集められた。レノックスは嘆願書を在ロンドン中国大使館に提出したが、スポークスマンによると、その嘆願書を受け取った大使館員はレノックスの目の前で嘆願書をごみ箱に捨ててしまったとのことだ。
近年、ミュージシャンを含め多くの有名人がチベットの独立キャンペーンを支持しているが、1996年から行なわれている「チベタン・フリーダム・コンサート」には、第1回にオノ・ヨーコ&IMA、第3回にショーン・レノンが出演している。


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