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あらすじ
  ビートルマニアと呼ばれる大勢のファンから日夜追いかけられる4人の若者「ザ・ビートルズ」。今日もありとあらゆる方法でファンの包囲網を脱出。今回なぜかビートルズ御一行に同行しているのはポールの祖父。しかし、このじいさまが一筋縄ではいかない人物だった。マネージャーふたりを喧嘩させたり、知らない女性と結婚の約束をしてしまったり、リンゴの招待状でカジノではしゃいだり。あげくの果てにはコンサートを控えるリンゴを「若者は街へ出なさい」とそそのかす始末。リンゴは警察に保護されてしまうが、コンサート開始の時間は刻一刻と迫る。ジョン、ポール、ジョージはリンゴ奪還作戦を試みるのだが…。さあ、リンゴの運命…そしてコンサートは成功するのか!?  
みどころ
  1964年に公開されたビートルズの主演第1弾作品。当時のビートルズの日常生活を再現したというこのモノクローム映画は、当時のアイドル映画とは一線を画し、高く評価された。見どころは何といってもビートルズの演奏の数々。ジョンがアコースティック・ギターで突然歌いはじめる‘If I Fell’やポールのバラード‘And I Love Her’、そしてラストのコンサート・シーンなどなど。主役はいつもうしろでドラムを担当しているリンゴ・スター。リンゴはこの映画から役者の楽しさに目覚め、この映画のあとに撮影される『HELP! 4人はアイドル』をはじめ、ビートルズ解散後も数々の映画に出演することになる。リンゴの演技はもちろんだが、ほかのメンバーの茶目っ気たっぷりな演技にも注目。監督はリンゴの演技はもちろんだが、あまりに自然体なジョージの演技も絶賛している。列車のシーンでポールに声をかけられ、ジョンに対して「prisoner?(囚人なの?)」と言う女学生役はパティ・ボイドで、こののちにジョージと付き合い、めでたく結婚する。当時、多くのファンはこの映画を観て、ビートルズのメンバーのそれぞれの顔と名前と性格が一致することになった。
オープニング・シーンのギターの響きのように、ビートルズの存在は今なお斬新さを響かせている。
 
キャスト
  ジョン(ジョン・レノン)、ポール(ポール・マッカートニー)、ジョージ(ジョージ・ハリスン)、リンゴ(リンゴ・スター)、ポールの祖父、ジョン・マッカートニー(ウィルフリッド・ブランベル)、ノーム(ノーマン・ロッシントン)、シェイク(ジョン・ジャンキン)、テレビのディレクター(ビクター・スピネッティ)、列車の乗客(リチャード・バーノン)、女学生(パティ・ボイドほか)、ミリー(アンナ・クエイル)、クラブのマネージャー(マイケル・トゥラブショー)、その他(ブジット・アームストロング、ロジャー・エイボン、ライオネル・ブレアほか)  

PHOTO: © Rick's Movie Graphics/NANA
 
楽曲
  《ビートルズ》
A Hard Day's Night
I Should Have Known Better
I Wanna Be Your Man
Don't Bother Me
All My Loving
If I Fell
Can't Buy Me Love
And I Love Her
I'm Happy Just To Dance With You
Tell Me Why
She Loves You

《ジョージ・マーティン・オーケストラ》
I Should Have Known Better
And I Love Her
Ringo's Theme (This Boy)
A Hard Day's Night
 
スタッフ
  製作/ウォルター・シェンソン
監督/リチャード・レスター
脚本/アラン・オーエン
音楽監督/ジョージ・マーティン