2002年から2004年まで、世界中をツアーで沸かせたポール・マッカートニーが2005年7月、たった50人ほどの観客を招いてスペシャル・ライブを行なった。ポールはニュー・アルバムとなる“CHAOS AND CREATION IN THE BACKYARD”収録曲をリリース前にもかかわらず惜しげもなく披露している。このスペシャル・ライヴが行なわれたのは、ビートルズが数々の名曲を創り出したイギリスはロンドンにあるアビイ・ロード第２スタジオ。ポールはまるで自分の教え子に語りかけるように、グラスで生み出すサウンドの魅力や多重録音のやり方を披露し、まるで恋人に語りかけるように、ビートルズの思い出を語っていく。     ポールたったひとりの弾き語りが最高。エルビスのカバー曲では、エルビスのバック・バンドだったビル・ブラックのアップライト・ベースが登場。このベースはポールの亡き妻リンダがバースデイ・プレゼントにポールへ贈ったものだ。多重録音で‘Blue Suede Shoes’ができあがって行く過程も興奮。ビートルズのサウンド・マジックが今ポール自身によって明かされる。     ポール・マッカートニー   PHOTO: © London Express/NANA		Friends To Go How Kind Of You Band On The Run In Spite Of All The Danger Twenty Flight Rock Lady Madonna English Tea Heartbreak Hotel Jenny Wren That's All For Now Blue Suede Shoes